webデザインの歴史を参照しながらもモダンに
SONYのWALKMAN40周年を記念して、今までの革新的なプロダクトを振り返るwebサイト。 デザインは、過去のソニーのプロダクトに敬意を込めて黒い筐体に白いインクで文字や情報が載るようなものにしている。 また、エフェクトや効果などは90年代のゲームを参考にしつつ少し懐かしくなるような雑味を出している。 ソニーのwebサイト制作のレギュレーションである横幅1190pxの中にコンテンツを収めるというのは、いわゆる全画面のギャラリーサイトを作ろうとしていた当初においてはかなり厳しいものだった。しかし、そこを発想の起点にしようとした結果、横幅が狭く見えることを隠すのではなくむしろ強調すること、クラシックな印象のwebサイトになるが各種演出もクラッシックなものを採用することでサイトのコンセプトがより明解になった。 クラシックなデザインでありながらも、実装はSPAを採用してシームレスな遷移をしていたりwebデザインの歴史を参照しながらも、モダンなものを取り入れている。また、操作音に実際のWALKMANのボタンを押した音や、カセットの蓋を開ける音などを録音したものを使っている。そうすることで、スマートフォンでサイトを見たときにサイズ感などからカセットのWALKMANを操作しているような感覚に近づくことを目指している。